Greeting
代表理事挨拶
環境問題は歴史が浅く、国際的な環境問題に対する取り組みとしては、1960年代から開始され、1972年に国連人間環境会議の開催と国連環境計画の設立が行われました。また日本においては、1971年に環境省が設置され、本格的に環境問題への取り組みがなされてきました。
当時は、産業公害問題、都市・生活型環境問題と、限られた地域での環境問題でしたが、この数十年の間に広がるスピードは速くかつ解決までに時間を有する地球環境問題となり、問題解決には長期的な視点でかつ国境を越えた地球規模での対応策が必要となってきました。
そこで我々は、この長期的でかつ広域的な環境問題を解決していくためには、柔軟なアイディアを持った若くて優秀な人材を育てていく必要があると考えております。そのためにも、我々の役割として、環境保全(技術)に関する学術研究への助成を行い、環境教育等の振興を図り、持続可能な社会の実現に向けて、未来の子供たち、地域社会、日本、地球環境へ貢献する人材を育成できる環境づくりを整備するために、令和4年3月に財団法人を設立し、令和5年4月に内閣総理大臣より公益法人として認定をいただきました。
今後も当財団は学術研究助成を通じて循環型社会の実現に向けた取り組みを支援し、社会の持続的な発展に貢献する活動を行っていきます。
公益財団法人 令和環境財団
代表理事 小沢 常浩