令和5（2023）年度学術研究助成金活動完了報告

研究テーマ：三酸素同位体異常を指標に用いた土壌から放出される一酸化二窒素の新しい成因解析法開発

名古屋大学大学院　角皆・中川研究室　丁　瑋天さん　

貴財団の助成によって、ガスポンプの購入や採取チャンバーを作成し、土壌より放出される温室効果ガスN2Oの安定同位体比（Δ17O）の年間変動が調査できまして、N2OのΔ17Oは、土壌N2Oの生成過程推定に有用だと結論しました。また、助成によって、研究成果は、中国の南京大の若手討論会でポスター発表や日本地球化学会で口頭発表し、国際論文の執筆に至りました。

※助成金の主な使途：フロー式チャンバーを開発するポンプと関連部品・モニターの購入費、サンプリングの自動化のためRaspberry Pi 購入費、中国の南京大でICIER若手討論会発表の交通費及び宿泊費、国際論文の校正費用